THREE×BLANC IRIS 両ブランドが提案する夏の装いに込めた想い
〈SPECIAL INTERVIEW Vol.1〉
2024年の夏、10年ぶりに新しく生まれ変わった
THREEのネイルコレクション
。リニューアル発売を記念して、ジュエリーブランド
BLANC IRIS <ブランイリス>
との特別なコラボレーションが実現しました。
今回、BLANC IRISの創設者で、クリエイティブディレクターの荒木弘美さんにお話を伺いました。スペシャルインタビュー第一弾は、BLANC IRISのブランドヒストリーをお届けします。
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長年、パリのシルバージュエリーのブランドに携わってきた中で、モード感もありながら、タイムレスなジュエリーをつくりたい……そんな想いを抱き、2012年、パリでBLANC IRISをスタートした荒木さん。のちに、同じくフランスのジュエリーブランドでデザイナーとして活躍していたソフィー・クルーゼルさんが参画。二人のジュエリーへの豊かな知識と経験をベースに、「自分が好きだと思うもの、自分自身が心から身に付けたいと思うジュエリー」を提案し続けています。
そんな荒木さんがブランド創設時から大切にしているもの、それは「オリジナリティ」だと話します。
「ブランドを続ける上で大切にしてきたものは、やはりどこか温かみのある、オリジナリティのあるものづくり。デザインに関しては、フランス人のソフィーと一緒にタッグを組んでいますが、私たち、好きなものがとても似ているんです。そのときどきで、心ときめくファッションだったり、かっこいいね、素敵だね、というものに共通点が多い。だからアイディアを出していく中で、いいねというものが二倍にも三倍にもどんどん膨れ上がって拡大していく。それがBLANC IRISのオリジナリティに繋がっているのだと思います。二人でものづくりをしていく一番の楽しさでもありますね」
お二人が共通して好きなファッションもジュエリーのインスピレーション源のひとつ。さらに旅も、BLANC IRISのものづくりに欠かせないキーワードなのだそう。
「二人で旅に出ることも多くて、アウトプットはいつ、どういう形になるかわからないけれど、とにかくいろいろなものに触れて、自分たちの中で面白いと思うアンテナにひっかかることをインプットしています。旅でインスピレーションを得るために大切にしていることは、とにかく自分の足で歩くこと。その時点では何かに活かすという視点で物事を見ていませんが、本当に興味の赴くままに、行きたい場所に行き、見たいものを見て、食べたいものを食べる。まずは自分たちがその土地を楽しむこと。すると、とりとめのない二人の会話から、ハッとするようなアイディアに繋がったり、ひらめきがあったりするのが面白いですよね」
2023年12月、大阪心斎橋にある登録有形文化財「大阪農林会館ビル」にBLANC IRISのブランド哲学が随所に宿るフラッグシップショップを新しくオープンしました。MADE TO ORDERが可能になっただけでなく、「espace202 (エスパス ドゥソンドゥ)」というイベントスペースも併設。今回、このイベントスペースで、THREEのネイルラッカーの発売を記念した特別なコラボレーションイベントも開催されました。
「フラッグシップショップをつくるときも、ショッピングをするときのワクワクする高揚感を提供したいという思いがありました。そうすると空間ってとても大切だなと思って。「大阪農林会館ビル」のこの場所を見たとき、ここでなら、私たちが提供したい時間をつくれるのではという直感がありました。二階に位置していますが、ここならわざわざ足を運びたい、そう思っていただける場所になるな、と。
神宮前のお店もそうなのですが、周りの環境も含めて、お店に入る前からショッピングって始まっているような気がするんです。やっぱりクリーンでほっとするような、あのピュアな空気感は大事にしたいと思っています。
実は、私自身がお店づくりでも大切にしているのは、クリーンで透明感のあるピュアな感じ。そのイメージが、私が抱いていたTHREEというブランドイメージにも共通して感じていたもの。今回のコラボレーションで、THREEとBLANC IRISのそれぞれのお客様にどんな反応をいただけるのか、とても楽しみにしています」