“冬季ウツ”を乗り切るには
10月から3月にかけての季節性障害に“冬季ウツ”と呼ばれるものがあります。
日の出が遅くなり、日照時間が短くなる季節に起こるウツ状態で、
春が来ると自然と解消されるため、
自分がそうであることに気づかない人も多いようです。
気分が落ち込み、
「やる気が起きない」
「たくさん寝ているのに日中眠い」
「集中力がなく、仕事や家事ができない」
「甘いものを無性に食べたくなる」
といった症状が代表的で、女性に多い障害です。
日照不足が原因で起こるため、北のほうや日本海側に住む人、
日光の入らない部屋に住んでいる人がなりやすいといわれ、
冬に日光が不足するヨーロッパではごく一般的な障害として知られています。
ところで、そのヨーロッパ、とくに北欧と言えば
おしゃれなインテリアが有名ですが、
そこでインテリアが発展した背景の一部には、
「長い冬を快適な家の中で過ごせるように」という
人々の思いがあったそうです。
私たちの年末年始も、家にいる時間が特に長くなるとき。
家にこもって、部屋の模様替えをしたり
普段よりも時間をかけたボディケアをしたりして、
ゆっくりと心地よい時間を過ごしてみるのはいかがでしょう。