#003_2「プレ・ベースメイクアップの作法」

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Features003「『わたし』を語る、理想の肌」。2回目の今回は、「美しい肌が生まれる場所」を訪れました。それはメイクアップアーティストの現場。プロの所作を見ていると、メイクをはじめる前段階、すなわち「プレ・ベースメイクアップ」の段階から、美しい肌づくりはすでにはじまっている様子。これからご紹介する、THREE専属メイクアップアーティスト直伝のテクニックを、みなさんのメイクタイムにもぜひ取り入れてみてください。
<PROFILE> 佐藤裕太(THREE専属メイクアップアーティスト) THREEの専属アーティストとしてイベントやTHREE AOYAMAでレッスンを指導する一方、雑誌やファッションショーでも活躍。もっと素敵な自分になりたいと願う一人ひとりの個性を生かし、「かならずキレイになれるメイク」を提案している。
朝洗顔 features003_1_image_1「これからの季節は特に、寝汗をかいたりする季節。朝起きたときに肌のベタつきや毛穴の開きを感じたら、ノーメイクの状態でもクレンジングを使用するといいですよ。過剰な皮脂が気になるときはクレンジングオイル、肌の表面がかたくなっていると感じるときはクレンジングミルクの使用がおすすめです。クレンジングに続く洗顔の工程では、やはりフォームの『泡立ち』がポイント。汚れは泡に吸い付くものですから、ここで優しく、しっかりと汚れを落としましょう」
朝保湿①(ローション) features003_1_image_2「朝の保湿ケアに1番アプローチしやすいのは、実はローション。というのも、エマルジョンやクリームなど油分を多く含むアイテムは、ベースメイクの前に厚塗りをすると、ヨレや崩れの原因になるからです。その点、ローションは肌の内側へ入っていくため、たくさん使っても大丈夫。肌にローションを吸い込ませるようなイメージで優しくつけていきます。さらに肌をたっぷり潤わせたいときには、保湿の即効性に優れたシートマスクを使用しましょう。シートマスクは夜のお手入れ時に使う方が多いと思いますが、メイクをする直前に使うのも効果的なんですよ」
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目もとの乾燥やくすみ、クマが気になるときは、シートマスクの上からアイクリームを。肌とクリームの間にマスクを挟むことで浸透がよくなり、ベースメイク前の肌を内側から整えてくれます。このステップで目の周りの赤みやくすみが薄くなることも。コンシーラーの手間が軽くなれば、メイクの時短にも!

朝保湿②(エマルジョン) features003_1_image_3「エマルジョンのなめらかなテクスチャーを利用して、肌を起こすためのマッサージをします。あまり強くない力で下から上へ、リンパの流れに沿いながら手をすべらせていきましょう。とくに流れをよくしてほしいのは、フェイスライン、頬骨、目もと。手のすべりをよくするためにエマルジョンを多く使いすぎるのは、ベースメイクの崩れにつながるのでNG。また、力を入れ過ぎてしまうと肌荒れや吹き出ものができる原因にもなることも。適量のエマルジョンを使用して、摩擦が起きる前に手早くマッサージを済ませるのがポイントです」
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保湿をする際に忘れがちなのが、実はフェイスライン。スキンケアの段階で、顔から首にかけてのテクスチャーを均一にしておかないと、顔が首から浮いたような仕上がりになることがあります。ローションもエマルジョンも、顔の中心だけでなく、フェイスラインから首まできちんと伸ばすことを忘れないで。

朝保湿③(クリーム) features003_1_image_3「クリームもエマルジョンと同様で、メイクの前にはつけすぎないよう注意が必要です。肌の状態にもよりますが、場合によっては口周りと頬だけなど、必要な箇所に最低限塗るくらいを目指してみてください。エマルジョンやクリームの適量は、夜はたっぷりと塗ってあげて、朝は控えめなイメージです」
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適切なスキンケアができたかをチェックする方法。手が肌の上をすべってしまうときは、顔になじませた油分が多すぎるサイン。ちょうどいいのは、手に肌がくっつくくらいの保湿感です。プライマーやファンデーションは、クリームの油膜の上ではなく、あくまで「肌の上に」つけていくもの。肌が過剰な油分に覆われていない、ベストな状態をつくってあげましょう。

次回はTHREEの新ベースメイクシリーズを使った「美しい肌を生かすメイクアップ」をご紹介します。THREE メイクアップ クリエイティブ ディレクターRIE OMOTOによる最新メイクアップを、ぜひお楽しみに!