#017_2「気を整えるハンドヨガ」
ムードラという言葉を聞いたことはありますか? ムードラとは、手や指で行うヨガのこと。欧米ではハンドヨガと呼ばれることもあります。今回はヨガインストラクターの吉川めいさんに、このムードラについて話を伺います。
多忙な現代人こそ、ムードラでエネルギーチャージを。
「ムードラはサンスクリット語で『印を封じる』という意味です。アシュタンガヨガでは、全身の動きと呼吸法の一連の流れの中で、手のポーズ=ムードラを行います。神経の末端から経絡や気の巡りを調整し、体の中に満ちたエネルギーを体外に逃がさないよう、ムードラを使って封じるのです」と吉川めいさん。 とくにノルマや締め切りに追われている忙しい現代人にこそ、こうした体の気の巡りを整えることが必要だといいます。心と体を休ませ、エネルギーをチャージして、明日の活力へとつなげましょう。 そして今回、吉川さんが現代人におすすめの4つのムードラを教えてくれました。
「何かを指差したりするときに使う人差し指は、エゴや自我の象徴といわれています。『ギャン ムードラ』というポーズには、この人差し指と親指の腹を合わせることで、自我の一人歩きを抑制する効果が。蓮華座になり、手の平を上に向けて膝の上にのせます。人差し指と親指の腹を合わせ、中指、薬指、小指の3本指はまっすぐ伸ばした状態で、深い呼吸を繰り返してください」
Matching nail color : ■THREE ネイルポリッシュ 23 CHASING THE AIR
「日々忙しい多くの現代人は、陰と陽のエネルギーバランスが乱れがち。そんなときは、手の平を優しく合わせて合掌し、親指を軽く胸骨に当てる『アンジャリ ムードラ』を。両手を中枢神経が走っている体の中央に持っていき意識を向けることで、左右に傾いていた気の巡りが中心で整います。少し不安なときや自分の芯を強くしたときにおすすめ。立ち姿勢でも蓮華座でもOK」
Matching nail color : ■THREE ネイルポリッシュ 19 HEALING PLACE
「瞑想するときに行う『ディヤーナ ムードラ』は、ブッダの仏像のポーズとしても知られています。蓮華座の姿勢になり、両手の平を上に向けて重ねて、親指同士の先を合わせます。このときあまり意識せず、自然に両手を重ねてください。女性を意味する左手が上になっているときは柔軟性や忍耐力が増し、逆に男性を意味する右手が上になっているときは一貫性が高まります。両手は宙に浮かせず、そっと足の上にのせて」
Matching nail color : ■THREE ネイルポリッシュ 21 WINGS OF DESIRE
「蓮華座または楽なあぐらの姿勢で座り、手の平を上に向けて膝の上に置くのが『オープン パルム』。手の平を開くことで心もオープンになり、エネルギーを体内に取り込むことができます。このとき、エネルギーをチャージするための場所選びが大切です。パワースポットや尊敬する人の側で行うとベター。自宅でする場合は、冷静さや落ち着きを得られる方角の北か東を向いて行ってください」
Matching nail color : ■THREE ネイルポリッシュ 18 LET THE HAPPINESS IN
いかがでしたか? 日常のちょっとした時間、深い呼吸とともにムードラのポーズを取ることで、自分らしさを取り戻したいものですね。次回はおしゃれな人たちの手元に注目し、彼らのネイルスナップをご紹介。どうぞお楽しみに。 衣装協力:VEDRUSS PHOTOGRAPHY BY AHLUM KIM