#007 内田 文郁(デザイナー)


日々、美しいと感じられる心の隙間を持っていたいと、いつも思う。 その隙間を確認する為に、ここ数年、空を見るのが癖になった。 日々の仕事、家事、子育て。 あーーー!と思った時に、家の窓から空をみる。 そして、マンションの屋上に走る。 美しい空の一瞬を見られると嬉しくなって、今日も隙間があるな、と確認する。というより、隙間をつくる。 日が落ち、刻一刻、空が燃え焼け、深い青にかわる時間は、自分の中の隙間に「美しい」を溜め込む時間。 beautyrelay 「美しい」の背景には、必ず時間があると思う。 「美しい」は時間をかけてつくられる。 時間を経てきたものには美しさが備わっている。 どんな時間を経てきたのか、それは人でも洋服でも、表ににじみ出てくる。 時間をかけて丁寧につくられているものは、言葉では表せない、感覚に訴える力を持っている。 「美しい」を感じ取れる、感覚をいつも持っていたい。 不完全であること、不完全なものを、美しいと感じる。 完全になったとたん、私は興味を失う。 どこか癖のあるもの、ひと、それらの持っている違和感。 それは、とてもそれらしく、美しいと感じる。 美しいを重ねたい。重ねたものを身につけていたい。つくりたい。 長い作業になるんだろうな。 beautyrelay
2015.September.24(Thu)

- THREE QUESTIONS -

Q1 人間としての「美しさ」は、どんなところに表れると思いますか?
A1 その人らしい部分。完璧すぎない、簡単にいうとダメな部分が見える人は、人間らしくて美しいと感じます。
Q2 パーティーのときや大切な人に会う前日など、「美しい自分でありたい」オケージョンの際に、必ずとる行動や習慣は?
A2 オイルで足やデコルテをマッサージ。メイクは眉毛をいつもより少し太めに描きます。
Q3 お気に入りのTHREEアイテムは?
A3 足がむくみやすい体質なので、THREEのフット&レッグオイルを使ってマッサージすることが寝る前の習慣です。 コンディショニング SQ オイルもお気に入り。つるりとした陶器肌のような質感より少しオイリーなくらいの肌の女性が好きなので、ファンデーションと混ぜたり、ファンデーションを使わない日もこのオイルだけは必ず塗ります。 THREEはもともと、どこか薬品のような、洗練されたパッケージに惹かれて使い始めました。グレーのような瓶の色、白いパーツの質感が大好きで、身の回りに常に置いておきたいと思えるデザイン。主人も愛用していますが、プロダクトに性別を感じさせないところも好きです。

内田 文郁さんのお気に入りアイテム一覧

・THREE フット&レッグ トリートメント オイル AC R ・THREE コンディショニング SQ オイル