#024_3「サラツヤ感に差が! ドライヤーのひと工夫。」
美しい髪を演出するために、あなたは何をしていますか? オイルを使ってツヤ感を出す? それとも時間をかけてスタイリングする? 「ツヤ感や毛流れを左右するのが、毎日の“髪を乾かすステップ”なんです」と話すのは、ヘアサロンAMATAのオーナー美香さん。「つまり、“髪が濡れている時こそキレイのチャンス”ということ。 この段階でオイルなどを使って髪を保護してあげると、ダメージ予防にも差がつきます。ドライヤーの温風・冷風の使い分けや、風の当て方を工夫すると、髪の質感も格段に変わってくるはず」 美香さんに教えてもらった、まるで風のブラシでとかしたようなサラツヤ髪を叶えるブローテク、ぜひ実践を!
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ブロー前の下準備は、水気オフ&うるおいオン
「濡れた髪は、キューティクルが開いてダメージを受けやすい状態。そのまま放置すると、ヘアスタイルが膨張する原因にもなります」と美香さん。 「お風呂上がりは吸湿性に優れたタオルでターバンのように髪を包みます。ドライヤーをかける前に髪が自然乾燥を始めるのを防いで、膨張を避けるためです。スキンケアなどを済ませるころには、髪表面の水気もタオルに吸収されているため、ドライヤー時間の短縮にも」 タオルを外したらドライヤーの前に、洗い流さないトリートメントを髪全体になじませるとGood。ツヤ感が欲しい方はオイルタイプを、ウエーブヘアの方はセット力に優れたエマルジョンやクリームタイプをチョイスするのがおすすめです。髪の裏面に先につけ、手に残った量を表面につけるようにすると、自然で軽やかな仕上がりに。 また、頭皮ケアに重点を置く方は、トニックウォーターを使ったマッサージもこの段階で。
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温・冷風を駆使して、根元からふんわり!
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トップから毛先へ、“風のブラシ”でツヤ感UP!
根元が乾いたら、次はトップから毛先に向けて、上から下へとドライヤーを当てます。 「キューティクルの流れに沿って、上から下に向かって風を当てます。真っ直ぐなラインに整えたい部分は、毛先を軽く握って下方向にテンションをかけると、ストンとした毛流れに整いますよ」(美香さん) このときも温風で乾かした後には、必ず冷風で形をフィックス。冷風にはキューティクルを引き締める効果もあるので、髪同士がからむことなく、サラサラした毛流れを手に入れることができます。髪が均一な“面”で整うと、美しく反射された光によって自然なツヤ感が生まれます。 「ドライヤー後、髪にさらなる潤いやツヤを与えたいときは、コテ等を使ったアレンジが全て終わった後に、洗い流さないトリートメントやスタイリング剤をつけましょう。髪に触れるか触れないかぐらいのソフトタッチでなじませるのがポイントです」(美香さん) 毎日のシャンプーやコンディショナー、そしてブローにちょっとした工夫やひと手間を加えるだけで、髪の美しさに格段の違いが生まれてくるはず。今回ご紹介したポイントの実戦でサラツヤの美しい髪を手に入れて、1年の終わりを楽しい気分で過ごせますように。 今年もTHREE TREE JOURNALにお付き合いいただき、ありがとうございました! 次回のFeaturesでは、2016年1月6日に発売になるTHREE S/S メイクアップコレクションのすべてをお届けします。こちらもどうぞお楽しみに! ■今回登場したTHREEアイテム ILLUSTRATION BY KANAKO SASAKI