#015 大草 直子(スタイリスト・編集者)


美しいということ。美しい人。美しくあること。 「私にとって美しい人とは、顔立ちが整っている、体のバランスの均整がとれている――という一般的な定義とは少し離れているかも。それよりは。髪や素肌に愛情がかかっている人、笑い顔が“本気すぎる”人、いつでも安定して機嫌が良い人、なんてことかな。そう、私が考える“美しい人”は後天的な美人。お母さんのお腹の中からの“美人”ではない!」 人生2回目の揺れ動く時を迎えた高校1年生の長女から、「やっぱり、美人って得よね」と言われたときに、私は、上のように答えました。「“美しくあること”は、選ばれた特別な人だけのものではなく、トレーニングや心映えでどうにでもなること。そしてそのピークは、できるだけ後にもってきたほうが良いよ」とも。
では、そのトレーニングはどうやって始めたら良い? 真っ先にやることは、実はとても簡単。自分が自分であることを喜び、認めてあげること。さらに、比較や嫉妬から自由でいること。 続けてこんな話をすると、娘は「ふうん」と一言言って、それでもなんとなくわかったような背中を向けて、自室に戻っていきました。一重で切れ長の目、しっかりと意思のある眉、ほかのパーツとバランスのとれたくちびる。オリエンタルで神秘的。私にとって、娘の個性はとても愛おしいものなのですが、まだまだ思春期真っ只中のティーンネイジャーは、自分とは違う顔立ちの友人と比べて、素直にそうは思えないのかもしれません。 beautyrelay
次の日、娘の机の上にTHREEの紙袋を置いておきました、中身は、シャドウライニングパフォーマンス アイライナーの黒と、シマリング リップジャムのフレッシュな赤。休日は少しメイクをして出かけるようになった娘に、「彼女の顔が一番映えるアイテム」を2つ。 この2つで、美しさの訓練を積んでほしい。 自分だけの美しさに気付いてほしい。 そのツールに、THREEのアイテムはなんだかとってもしっくりくる気がするのです。 「美しくあること」の修行をスタートさせたばかりの、娘のお守りになってくれますように――。
2016.June.23(Thu)

- THREE QUESTIONS -

Q1 人間としての「美しさ」は、どんなところに表れると思いますか?
A1 外見でいうと、指先やかかと。末端に「心と手間と愛情」が行き届いている人は美しいなあ、と思います。自分で気を付けているのは、背中と肩先。自分という素材の中で一番好きなパーツだから。朝夜、顔と同じスキンケアを施します。ここをきれいに整えることは、私が美しくあろうとすること――なのです。 内面でいうと、「聞くことができる人」、「仕事に対して謙虚で控え目な人」、いつも「素直で一生懸命な人」。まるで、小学生の標語みたいですが、年齢を重ねるととても簡単に忘れてしまうこと。これらを身に備えながら生きることのキャリアを積んでいる人は、本当に美しいと思います。
Q2 パーティーのときや大切な人に会う前日など、「美しい自分でありたい」オケージョンの際に、必ずとる行動や習慣は?
A2 かかとをしっとりと整えること、でしょうか。私にとっての大切な人は夫ですが、彼にエスコートされて階段を上るとき、彼の目に入る私のかかとが艶やかなことは、マナーでありエチケットだと思います。
Q3 お気に入りのTHREEアイテムは?
A3 たくさんありますが、リピート買いしているのが、フット&レッグ用オイル。大切な人のクリスマスギフトにしたことも。夫婦で愛用しているのが、クレンジングオイル。メイクアップアイテムだと、娘にも買ったシャドウライニングパフォーマンス アイライナー、そして最近大のお気に入りで、色違いで揃えているアイグロスです。

大草 直子さんのお気に入りアイテム一覧

・THREE フット&レッグ トリートメント オイル AC R ・THREE バランシング クレンジング オイル ・THREE シャドウライニングパフォーマンス アイライナー ・THREE ウイスパーグロスフォーアイ