カレーと似ている
季節柄? エスニックブーム? いやいや、昔から?
カレー、人気ですよね。
THREEの面々も皆カレー愛食者。
オフィス近辺のカレー屋は行き尽くしているはずですし、社内には「カレー曜日」なるもの(週一でやってくるカレー車を待ちわびる日)も存在します。
というわけでTHREE“カレー”Loversの一人である私、先日「本格スパイスカレー教室」に参加してきました。
季節は夏。色もサイズも元気いっぱいの野菜たちに、家ではなかなか揃えられない、種類多々のスパイスたち。
たっぷりのバター(その量に少なからずショックを受けたり)でスパイスの香りを引き出して、テンポよく野菜をいため、鍋をかきまぜ、さらにスパイスを加え……。
センスの良いカレー作りは、まるで音楽のよう。はたまたそれはダンス。
リズミカルで軽快で、見ているだけで心が弾みます。
そんな楽しいクッキングと興味深いカレー講義の中で、私の琴線に触れたフレーズがありました。
「カレーの湯気を吸ったときから、食事ははじまっている。」
これって……
そう、精油に似ていると思いませんか?
THREEのキーの一つである“精油”。
「経皮(肌を通して)」、「経肺(呼吸を通して)」、「経口(口を通して)」など、様々な体へのとり入れ方がありますが、からだの内側への一番の早道は、「経鼻」。
つまり、鼻を通して「香り」で体内にとり入れる方法なんです。
しかも、香りは「脳にダイレクトに届く」という性質を持つと言われる、とても特殊なファクター。
だからこそ人は、香りの特徴に敏感に反応し、芳香の魅力に引き寄せられるのでしょう。
誰よりTHREE Loverである私たちTHREEの人間が、カレーLoverである理由がわかったような。
そして思ったんです。
食材の美しさを愛で、一つ一つの感触を手で確かめ、スパイスがはじける音に胸を躍らせ、その香りを鼻からいっぱいに吸い込み、すべてのバランスを口の中で確認しながら、満足感に耽る。カレーとは五感を通して、それをそこに在らしめるあらゆる恵みを慈しむもの……なのではないかと。
やっぱり、THREEとの共通点をどこかに感じてしまうのは、私だけでしょうか?
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