#035_3「男性肌の“矛盾”を解決。乳液保湿のメカニズム。」
「乳液はいらない!」そんな思い込みから抜け出せていない男性が、実はいまだに珍しくありません。 「自分の肌はオイリーだから」「ベタつくのは嫌だから」などの理由から、乳液という重要な保湿ケアを避けてしまうのは大間違い。清潔感や身だしなみを気にする男性にとって、あまりにもったいない誤算です! 今こそ乳液の底力を知り、乳液保湿を毎日の習慣に取り入れてみてください。健康的に潤う理想的な肌まで、一直線に進んでいきましょう。
皮脂・テカり対策にも、実は乳液
「顔がアブラっぽい」「テカりが気になる」など、一見皮脂の多い肌は、肌の内側(角質層)が乾燥していることがほとんど。このような状態を“インナードライ”といいます。 インナードライの方は、肌表面の皮脂が水をはじいてしまうため、ローション(化粧水)をあまり吸収しないことがあります。そのため「ローションもあまり浸透しないし、もう自分の肌にはうるおいが足りている」と誤解して、乳液をサボりがち……。これが落とし穴です!皮脂は油分で制するもの
実は意外にも、皮脂が目立つ肌ほど、乳液をぐんぐん吸収するもの。なぜならば「皮脂と乳液」は同じ“油分同士”だから。乳液は、肌表面の皮脂のバリアを上手にかわし、肌の内側(角質層)の乾燥にアプローチするのです。 正しい保湿ケアで肌のうるおい量を調整していくと、肌は“余分な脂は必要なし”と判断します。つまり、肌の過剰な油分を制するには、保湿ケアによる正常なうるおい(=水分と油分)補給がとても大切なのです。そしてそれが肌の健やかさや清潔感のみならず、キメ・ハリ・若々しい印象につながっていくのです。 乳液の大切さをお分かりいただいたところで、THREEの男性用乳液を使用した「正しい保湿の方法」をイラスト付きで解説します。*インナードライ肌の方も、洗顔後にローションを使用して肌をやわらかくし、その後に乳液をご使用されることをおすすめします。
STEP 1. 準備と呼吸
キャップをしめたまま容器を軽く振ってから、1~3プッシュ程度を手のひらに取り、もう片方の手のひらを重ねて3秒ほど温めます。人肌程度まで温めることで、肌とのなじみがより良くなります。 そのまま両手で顔の中心を覆い、まずは数回ゆっくりと深呼吸。朝は集中力が目覚め、夜は疲れが癒えていくような、穏やかで清涼な香りをお楽しみください。
STEP 2. 塗布
深呼吸をして呼吸を整えた後、そのまま両手を顔の外側に向かってスライドさせ、額やあご先、耳の後ろ、首にも伸ばします。 乳液の使用量は、肌の状態で決めましょう。夜は睡眠前なので、朝より多めに使用してよりリッチな保湿を与えてもよいでしょう。
STEP 3. なじませ
塗布したエマルジョンを、指の腹を使って肌になじませていきます。図の矢印のように、顔の中心から外側に向かって螺旋(らせん)を描くように、指の腹を細かく、かつ優しいタッチで動かします。 小鼻の横や目まわり、口まわり、こめかみなど、細かいところまできちんとなじませます。(目に入らないように注意してください。)さらに保湿感がほしいときは、エマルジョンを二度づけしましょう。 最後に、手のひらで顔全体をやさしく包み込み、角質層まで浸透させます。