#042_3「梅雨のだるさに、簡単“整えポーズ”」

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雨が多いこの時季は、からだが重くむくみがち。またオフィスや出掛け先では、エアコンによる冷えに悩みはじめた方も少なくないのでは? 梅雨~夏のあいだの“心・からだ・肌のためのセルフケア”、今回は「コンディションを整える、シンプルヨガ&ストレッチポーズ」をお届けします。

#1 寝起きのからだにスイッチON

背骨を動かすキャット&カウのポーズで、背骨の付近に通っている自立神経を刺激。心身をアクティブモードに導く“交感神経”と、心身をリラックスモードに導く“副交感神経”のバランスを整えて、1日を心地よく軽やかにスタートさせましょう。

1. 四つん這いになり、手のひらは肩の真下、ひざは脚の付け根の真下にセットします。
2. 息を口から吐きながら両手で床を押し、おへそを覗き込むように背中を丸めます。 Point:このとき首の力を抜き、肩甲骨は横に大きく開きます。
3. 続いて、息を鼻から吸いながら胸を天井に引き上げ、背中を長く伸ばします。 Point:このとき背中や腰を反るのではなく、背骨の端と端を縦に引き伸ばすイメージで。肘はリラックスさせ、耳と肩の距離を離すイメージで胸を開きます。
2と3の動きを5回~10回ほど繰り返して、朝の気だるさから心地よく解放されていきましょう。


#2 顔のむくみ&肩こりにジワジワ

全身がむくみがちな季節、からだだけでなく顔まわりにも、老廃物や余計な水分がたまりがち。フェイスライン近くのリンパの流れを促してから、手と頭の重みで首筋を伸ばし、むくみを取り除きながら肩や首のこりも解消していきましょう。

1. 右耳の付け根を、左手の親指と人差し指の間ではさみ、そのままデコルテまで手のひらをすべらせます。
2. 両手を横に垂らして力を抜きます。正面を向いたまま首を左側に傾け、右手は手のひらを上にして、膝の上に軽くのせます。 Point:このとき肩が内側に入らないように、胸をやや開くように意識しましょう。
3. 顔を上下、左右にゆっくりと動かし、一番気持ちのいい伸びを感じるところでストップし、ゆっくり呼吸します。 反対側も同様に行いましょう。


#3 胃腸のはたらきを促す

梅雨は、胃や腸をはじめとする消化器系の機能が弱くなりがちな季節でもあります。胃もたれや便秘や下痢、食欲不振に悩まされることがないように、お腹周りにねじりの刺激を与えて消化器系のはたらきを応援しましょう。

1. 両足を揃えて立ち、両手を胸の前で合掌します。そのまま、スクワットをするイメージでお尻を後方に引き、ひざを曲げます。 Point:このとき、ひざがつま先より前に出るように意識しましょう。
2. 息を吐きながらからだを左方向にねじり、ひざにひじを引っかけたポーズを保ち、ゆっくりと呼吸を繰り返します。目線は斜め上に向けて。 反対側も同様に行いましょう。


#4 寝る前に脚のむくみ&疲れリセット

脚を出すファッションが増える季節だからこそ、むくみのないスッキリ脚でいたいもの。就寝前のストレッチで、その日のむくみをその日のうちに解消してあげましょう。

1. 仰向けになり、両足を壁に立てかけるようにして、3分から5分キープ。下半身に溜まった水分や血液を、元の位置に戻していきます。 Point:脚の後ろ側の筋肉が硬い人は、お尻の下にクッションやブランケットを挟むと、楽にポーズが取れます。
ももの裏の筋肉は日常で動かすことが少なく、凝り固まりがち。寝る前にストレッチすることで、腰痛の予防や安眠も期待でき一石三鳥ですね。


今年の梅雨は地方によってはまだ雨量が少ないようですが、湿度と暑さでジメジメムシムシな毎日に、からだの疲れや気だるさを感じはじめていませんか? 今月のFeaturesでお届けしたホリスティックなセルフケアが、この時季をできるだけ快適に過ごす手立てになりますように。 次回のFeaturesでは、“メイクの仕上がりを大きく左右する道具”の特集をお届けします。どうぞお楽しみに!