酒井 幸菜さん(1)
「あるべくして在るもの。」
酒井 幸菜
「その場の雰囲気に寄り添って、溶け込むように踊ることが好きです。自分の内側を表現するというよりも、外側に理由を探し、それを表現したいと思っているのかも。」 ふとした瞬間、遠くを見つめるような眼差しをする幸菜さん。「色々と気にしすぎないように、余計なものを見ないようにしているのでしょうね。注意を払っていなくても、大切なものにはきっと気づけるって、自分を信じて(笑)」
Makeup for Her
幸菜さんの芯の強さと透明なしなやかさを、細く引いたアイラインと透け感のあるまぶたで表現。まだ寒い季節、赤く染まる唇に春への待望をつのらせて。
Her Favorites
ピナ・バウシュの写真集は、新しい作品に取りかかるときに必ずめくる創作のお守り。建築家のピーター・ズントーの本は、空気感を尊重する考え方に、自身のダンスとの共通項を感じるそう。
Hint for the Expression
長いアイラインを引き、カーマインレッドのリップを塗って。いつもとは違う表情なのに、一層その人の素の部分が引き立つメイク。やわらかさや透明感だけが“らしさ”を引き出すとは限らない。そんなメイクの面白さを、普段着の日にこそぜひ味わって。