#001 もっと「洗って」みませんか?
季節ごとにご自宅で実践していただきたい、セルフケアのポイントとメソッドをお届けする新コーナー"FEEL SO THREE"。 毎日の何気ないスキンケアやボディケア、食事や睡眠の時間も、自分の心身が欲する「心地よさ」を大切にすれば、それはとても楽しくクリエイティブなひと時になるはず。今晩のセルフケアのヒントに、ちょっとおしゃべりしていきませんか?
梅雨前。まずは「洗うこと」です。
東京では先週、急に冬が戻ってきたような寒い日もありましたが、その直後には半袖とサングラスで出掛けるようなお天気の日が続きました。コートの襟を立てて震えるように歩いていたのは、ついこの間。季節の移り変わりは、本当に一瞬の間のことですね。 もうすぐ雨の季節がやってきて、知らぬ間に初夏を通り抜け、真夏の扉がパーンと開いて……。怒涛の「季節の変わり目ラッシュ」は、しばらく続きそうです。 「季節の変わり目は、肌を大掃除しましょう」とTHREEのホリスティックケアスペシャリストは言います。 「今の季節、気温の上昇とともに皮脂によるテカリが気になりはじめたという人が多いのではないでしょうか? この時季の肌には『夏のトラブル対策』が必要と思うかもしれませんが、実はその肌、まだ『冬のトラブル』も引きずっているかもしれません」 考えてみれば、冬が去ってからまだ、それほどは時間は経っていないのです。長かった冬の間に、寒さでゴワついてしまった肌や、乾燥してしまった肌。それらのダメージを抱えたまま夏を迎えてしまうと、肌はニキビトラブルに見舞われたり、紫外線ダメージを受けやすくなったりしてしまうのです。 だからこそ、洗顔。肌に溜まった角質をしっかり落とし、ゴワつきを脱ぎ去りながら、角質層まで十分保湿できる状態に肌を整えてあげることが、とても大切です。「洗い」のスペシャルケアを、積極的に取り入れて。
クレンジングや洗顔がスキンケアの要であることは、これまでも何度かの特集で口をすっぱくしてお伝えしてきましたが、冬と夏の間で、やや混乱気味になっている肌をニュートラルな状態に整えてあげるには、クレイマスクやスクラブを使ったスペシャルケアもおすすめです。 クレイマスクは、クレンジングと洗顔の間に行います。朝使う際には、洗顔の前です。「くちゃ」という沖縄産の粘土が入っているこのマスクは、不純物を吸引する力がすごい!のです。少し重めのテクスチャーを肌に伸ばすと、乾いていく間にきゅっと肌が引っ張られるような、引き締まるような……。なんとも言えない感覚で、溜まってしまったモノたちをぐっと肌の外側に引き出します。洗い流した後の肌はきゅっと引き締まり、すべすべでやわらかく、透明感を帯びていることが目に明らか。 深い緑色のクレイマスクは、乾燥を待っている間、少々衝撃的な顔面ビジュアル(ゾンビ風)にならざるを得ないのですが、洗い流したあとにはまるで何かから抜け出したように清々しい顔色になっているはずですので、どうぞお楽しみに。毎日使用できますが、肌のざらつきやゴワつきが特に気にならなくなったら、週に2~3回を目安にご使用ください。■ Tips & Advice
- ・乾いた肌の、下から上に向かって塗り伸ばしましょう。お顔を引き上げるイメージで。
- ・全顔に使用できます。眉・目・口元は避けましょう。むくみ対策に、喉の横の辺り、けい動脈の上に塗るのもおすすめです。
- ・Tゾーンや頬だけなら、つけるのも洗い流すのも簡単。朝に使用すると、化粧ノリがよく、また化粧崩れしにくくなります。
■ Tips & Advice
- ・濡らした顔にスクラブを塗り広げ、小さな円を描くように指先をクルクルと動かします。手の動きは、洗顔と同じ要領です。
- ・スクラブはつぶれません。やさしい力で、粒とジェルを肌の上で転がしましょう。
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冬ダメージを脱いだら、夏ダメージ対策へ。
この時季の「洗うケア」の重要性についてお話ししてきた第1回目"FEEL SO THREE"。最後は少しだけ、UVケアについても。 一説では肌のトラブルの原因の8割は紫外線によると言われるほどですから、日焼け止めを塗って紫外線をブロックすることがどれほど大切かは、もうみなさんご存じのはず。ですから今回は、UV対策をきちんと考えている人でも、意外と陥りがちな「UVケアの落とし穴」についてだけお伝えさせてください。 念には念を。最後にこれを読んで、今年のUV対策も抜かりなく。たった一つの自分の肌、自分の大切な人の肌を守っていきましょう。■ Tips & Advice
- ・家の中でも、日陰でも、紫外線はゼロではありません。日中は室内で過ごす時も必ず、日焼け止めを塗りましょう。
- ・肌が乾燥していると、日焼け止めがなじみにくくなり、白浮きなどの原因に。夏の間も保湿ケアは軽視しないで。
- ・毎日塗る日焼け止めだからこそ、肌への負担も考えましょう。必要なSPF値を選び、また日焼け止めの成分にもこだわりを。