#060_1 印象まで磨かれるセルフネイルSTEP
からだの末端にありながら、意外なほどの存在感と影響力を放つ「指先」。何も塗っていなくてもケアの行き届いた指先からは、その人の丁寧な暮らしぶりが見えるような気がするし、似合う色に彩られた指先からは、その人のセンスのよさが伝わってくるもの。 思わぬところで自分の第一印象にもつながりかねない指先を、もっと洗練させるには? 盲点になりがちな爪の形や長さの整え方、セルフネイルのコツやアイディアを、2回に渡ってお届けします。
STEP 1あなどれない爪の「形」。
どんなに素敵な色や凝ったネイルアートを施しても、爪の形が均一でなければ美しさは半減。爪切りで切ってしまうとどうしても角度の調整がつけづらく、左右非対称なガタガタの形になってしまいやすいので、ヤスリを使用するのがベター。ヤスリを使うと2枚爪にもなりづらく、ネイルポリッシュが剥がれにくくなるというメリットも。
もう一点、爪先の角度や形に加えて大切なのが「長さの統一感」。色を塗った後のことを考えて、爪の根元からの長さが10本とも大体等しくなるように揃えましょう。
つい爪の先の「白い部分の長さ」を揃えてしまいがちですが、そうすると爪全体の長さが不揃いになってしまうので気をつけて。
STEP 2長さと角度で変わる爪の「印象」。
同じ色を塗っても、爪の長さと角度で仕上がりの印象は大きく変わります。ネイルカラーやネイルアートをする前の段階にもチョイスがあると知ることで、指先のお洒落の楽しみが広がりそう。
- 1.ロング×スクエア…先鋭的でシャープな印象
- 2.ロング×ラウンド…女性らしくセダクティブな印象
- 3.ショート×スクエア…活動的でモードな印象
- 4.ショート×ラウンド…やわらかくフェミニンな印象
STEP 3「一手間」を重ねて美しく。
気分に合わせて何度でもカラーチェンジできるのが、セルフネイルのいいところ。普段仕様のネイルなら、仕上がりのレベルに神経質になりすぎる必要もありませんが、こんなに簡単な一手間なら試してみて損はないはず。
1.塗る前の一手間
ネイルポリッシュのボトルの中身を均一に混ぜるとき、上下に振るのはNG。液体の中に気泡ができてしまい、爪に塗るときに泡ができてしまうからです。泡ができないようにしながら混ぜるには、ボトルを両手の平の間に挟んで、コロコロと回転させるとGOOD。
2.塗るときの一手間
最初に、もっともはがれやすい爪の先端部に色を塗っておきます。続いて爪の表面を塗っていきますが、しっかりと発色させたいなら二度塗りがおすすめ。 一度目はムラが目立っても良いので薄めに、ただし根元・サイド・エッジまでしっかり塗れていることを確認しながら塗ります。 続く二度目は、あまり細かい箇所は気にせず、厚みが均一になるように素早く塗ります。 THREEのネイルポリッシュは、重ね塗りはもちろん、一度塗りならではのランダムな透け感も涼しげでおすすめです。薄い〜濃いに変わるグラデーションを楽しんでも。
3.塗った後の一手間
ネイルポリッシュを使った後は、除光液を軽く含ませたティッシュでボトルの口をきれいに拭いておきましょう。ボトルの口にネイルが固まってしまうと、そのカケラが液体の中に入ってカラーリングの邪魔になることも。口をきれいにしたらしっかりとキャップを締めて、冷暗所で保管します。
スキンケアやメイクと同じで、ネイルケアでも大切なのは、小さな積み重ねや細部への配慮。簡単なことでも、するとしないのとでは見かけだけでなく気分まできっと変わってくるはず。できることからぜひトライしてみてくださいね。
次回は、驚くほど簡単なのに、モードで目を惹くセルフネイルアートをご紹介します。どうぞお楽しみに!
Nail by YUKIKO ASANO (be born)