#061_1 ツボ押しで梅雨を乗り切る
梅雨を迎え空気が湿りはじめると、からだは水分を溜め込みがちに。足や顔がむくんだり、からだがだるかったり重かったり…。そうなると気分も沈みがちで、なんだかパッとしない日々が続いてしまいますね。こんなときはマッサージやストレッチ、入浴、食生活や睡眠の見直しなど、日常の中のセルフケアを積み上げて、少しでも体調を整えたいものです。
それでもどうしてもスッキリしないというときに、いつでも・どこでもすぐにできる「ツボ押し」はいかがですか?簡単なだけでなく即効性を感じやすい「むくみ」に効くツボをご紹介します。
〈 はじめに 〉
ツボ押しする際のアドバイス
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1ツボは「ゆっくり押して、ゆっくり離す」。
長く押し続けるよりも、「3~5秒押しては3~5秒緩める」を繰り返す方が、効果を期待できます。
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2ツボは呼吸しながら押す。
ツボを押すときは「息を吐き」、
緩めるときは「息を吸う」ようにしましょう。 -
3ツボを押す「範囲」や「角度」も大事。
指の腹を使うか、指の先を使うか、どの指を使うかなど、色々試して気持ちのいい押し方を探しましょう。
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4ツボ押しは、隙あらばいつでも。
夜だけでなく、日中の休憩時間などにも小まめにツボを押して、むくみを溜め込め過ぎないように予防しましょう。
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5ツボ押しは、力を抜くほど気持ちいい。
ツボを人に押してもらうと気持ちがいいのは、からだがリラックスしているから。
自分で押すときも、身心の力を抜いて行ってみましょう。
1.足のむくみにおすすめのツボ
湧泉(ゆうせん)
万能のツボと呼ばれている、足の裏にあるツボ。
足の指をグーにするように握ったとき、
もっとも凹む場所にあります。
親指の腹を使って押すのがおすすめ。
太衝(たいしょう)
気や血がのめぐりをよくすると言われる、
足の甲にあるツボ。
足の親指と人差し指の骨が、足の甲で交わる位置のくぼみにあります。
人差し指の側面で押すのがおすすめ。
三陰交(さんいんこう)
特に女性におすすめで、冷えや女性特有の悩みに
よいと言われる足の内側にあるツボ。
内くるぶしの骨の上からさらに指4本分上、
足の骨のかかと側にあります。
親指の腹を使って押すのがおすすめ。
*妊娠中の方は状況によって押さない方が良いとされるツボです。
2.顔のむくみにおすすめのツボ
天窓(てんそう)
頭部まで血やリンパの巡りをよくして、顔のむくみをとるツボ。
耳の下から首筋にかけて伸びる太い筋肉(胸鎖乳突筋)の後ろの、のどぼとけの高さにあります。
中指を使って押すのがおすすめ。
*胸鎖乳突筋の見つけ方:顔を横に向けると浮かび上がってくる、首の側面にある太い筋肉です。
*のどぼとけの位置の見つけ方:喉に手を当てて「あー」と声を出し、振動を感じる場所がのどぼとけの位置です。
3.全身のむくみにおすすめのツボ
水分(すいぶん)
その名の通り、体内の余計な水分の排出を促すツボ。
おへそから親指1本分、上の位置にあります。中指を使って押すのがおすすめ。
位置が見つけやすく、また座っているときも押せる便利なツボ。
ツボの数はからだ中に600以上あるとも言われています。少しずつ位置をずらしながら、気持ちいいと思った場所、痛い場所などを調べて、自分のからだの調子を探ってみてもいいでしょう。
また、むくみや夏バテの対策に、以下の記事でご紹介したセルフケアもおすすめです。湿度にも暑さにも負けず、この時季ならではの景色や風景を楽しみながら、よい一日一日を過ごしていきましょう!